案内所スタッフ まちなか放浪記!!

会津若松まちなか案内所のスタッフが「まちなか放浪」に出かけ、店主さんへインタビュー。
お店のこだわりや歴史を伺い、その魅力をつづります…。
今回こちらの店舗にスポットをあててみました。
創業から百十五年。武藤紙店は、会津のまちなかで長きにわたり紙を扱い続けてきた老舗です。現在の店主で四代目。代々、この町とともに歴史を刻んできました。
創業当時は、紙を売るだけでなく、茶店も営んでいたといいます。古い写真には、紙と茶を通して人が集い、にぎわう様子が写されており、当時の姿を今に伝えています。やがて時代は移り、暮らしや商いのかたちも変わっていきました。まちなかのお客様に向けていた品揃えと合わせて、企業や事業者向けの商品も加わり、取り扱う紙の種類や用途も大きく広がりました。そこには、常に「時代に合わせて変わり続ける」という、武藤紙店ならではの歩みがあります。
店主は、「紙」という変わらぬ素材を扱いながらも、時代ごとのニーズに応え続けてきた先代たちの努力を大切にしながら、これからの武藤紙店の姿を模索しています。その歩みは、百十五年を経た今もなお、続いております。
店主さんへインタビューをしてみます🎤
案内所スタッフ:「長くお店を続けてこられた理由や、大切にしている想いを教えてください!」
店主
『紙の専門店として長きにわたり歩んでこられたのは、ひとえに地域の皆様のご支援のおかげです。「紙のことなら何なりとお聞きください」それが、私たち武藤紙店の変わらぬ思いです。もし私たちに分からないことがあったとしても、紙のプロとして信頼できる専門先や情報をご紹介いたします。これからも地域に根ざし、皆様の暮らしや仕事に寄り添える存在でありたいと願っております。』
案内所スタッフ:「紙の魅力を伝えるために、どんな活動をされているのでしょうか?」
店主の奥様
『私たち武藤紙店では、紙の魅力をもっと身近に感じていただけるよう、切り絵や和紙を使ったランプシェード、水引細工などでワークショップを開催しています。折る・切る・書く・包む。一枚の紙から広がる楽しさや奥深さを、皆さまと一緒に体験できたら嬉しく思います。この取り組みを通じて、地域のお客様と新しいつながりを生み、もっと仲良くなれる場にしていきたいと考えております。』
案内所スタッフ:「看板商品・サービス、特におすすめは何ですか?」
店主
ここでしか出会えない、特別な紙たち。その中の一つとして、会津木綿の特大サイズ(50㎝×70㎝)ラッピングペーパーをご用意しております。伝統の会津木綿の風合いをそのままに、大判サイズならではの存在感で、贈り物をいっそう特別に包み上げます。また手作り品の材料としてもステキです。さらに、自然の恵みを生かした草木染和紙や、作家さんが一枚一枚手がけた染め和紙も大変おすすめです。使うほどに味わいが増し、作品や暮らしに豊かな彩りを添えてくれます。
あなたの「お気に入りのお店」を教えてください!!
案内所スタッフ:「お気に入りのお店は⁈」
店主の奥様
『「山田木綿さん」です。会津木綿のことなら「山田木綿」に足を運んでみてください』。実際に伺い、見て、触れて、話しているうちに、いろんなアイデアが湧いてきます。私も大好きで、お店に立つ際は、会津木綿を仕立てた洋服を身にまとい、お客様をお迎えしております。会津の伝統文化をお伝えしたいという願いと、そして何より、着心地の素晴らしさを感じているからです。会津木綿は、洋服だけでなく、暮らしを彩る小物やさまざまな製品に姿を変えて愛されています。そんな会津木綿の魅力を体感できる「山田木綿さん」へ、ぜひ訪れてみてください』。
合資会社 武藤紙店
所在地:965-0037 会津若松市中央一丁目2-26
電話:0242-24-0611
定休日:土日祝日