案内所スタッフ まちなか放浪記!! VOL.3

会津若松まちなか案内所のスタッフが「まちなか放浪」に出かけ、店主さんへインタビュー。

お店のこだわりや歴史を伺い、その魅力をつづります…。

 

今回こちらの店舗にスポットをあててみました。

 

 お店を訪ねると、玄関先でとてもかわいらしいお履き物が出迎えてくれました。それは、会津木綿で仕立てられた赤べこの飾りが付いたお履き物でした。

 創業から百二十年。長い歴史を重ねてきたお店「山田木綿織元」さん。店主のお話を伺ううちに、会津木綿の歩んできた歴史を学ぶことができました。

 さらにそこから、会津の歴史、日本の歴史、そして世界の歴史へと話が広がり、店主の深い知識と想いに触れるひとときとなりました。

 会津木綿は、温暖な地域の織物とは異なる独特の風合いを持ちます。着物や洋服の素材として、また手芸などにも幅広くご利用いただけるとご主人は話されます。「会津木綿を通して、会津の風土や歴史に思いを馳せていただければ幸いです」との言葉が印象的でした。

 

 

 

店主さんへインタビューをしてみます🎤

 

案内所スタッフ:「長い歴史を持つ[会津木綿]ですが、昔と今で変わったと感じる点はどんなところでしょうか?!

 

店主

『かつて会津木綿といえば、丈夫で長持ちする生地として、農作業の作業着やもんぺには欠かせないものでした。田畑で土にまみれて働いても傷まず、何年も使い続けられるほど、しっかりした生地だったんです。でも、時代の流れとともに農作業も機械化が進み、人の手で行う仕事が少なくなるにつれて、農作業着としての需要は次第に減っていきました。会津木綿の生産量も、少しずつ減っていったんです。それでも今は、暮らしを彩る生地として、新しい形で受け継がれているんです。』

 

 

 

案内所スタッフ:「商品を仕上げる際、特に大切にされていることは何でしょうか?」

 

 店主の奥様

『店頭に並ぶ商品は、一つひとつ心を込めて仕上げております。

 

 

お買い上げいただくたびに、まるで子どもを送り出すような気持ちになります。 お客様がどのようなものを求めていらっしゃるのか、常にアンテナを高くしながら、心から喜んでいただけるものづくりに努めていきたいと思っています。

 

 

おかげさまで、現在はオーダーメイドのご注文に追われるほど、日々充実した毎日を過ごしております。』

 

 

 

案内所スタッフ:「仕事とプライベートのバランスを取るために、大切にしている時間はありますか?」

 

 店主の奥様

『3日間だけでも専業主婦をしてみたいなって思うことがあります。年中無休でお店を切り盛りしているため、ゆっくりする時間もない毎日ですが、そんな中でも「フラダンス」に通う時間が、いい気分転換になっています。これが今の私の元気の源なんです。』

 

 

 

あなたの「お気に入りのお店」を教えてください!!

 

案内所スタッフ:「お気に入りのお店は⁈」

 

店主・奥様

『「きもの伝承きずな」さんです。会津木綿や赤べこ、お菓子など、会津で生産されている工芸品・民芸品・食品を幅広く楽しめるお店です。 今人気のガチャガチャも設置されており、修学旅行生から本物志向の方まで、年齢・性別を問わず家族みんなで楽しめます。 また、着物の正しい知識を教えていただける本格的な呉服店でもありながら、気軽に立ち寄れる素敵な雑貨屋さんのような雰囲気も魅力です。』

 

 

 

山田木綿織元

所在地:〒965-0044  会津若松市七日町11−5

電話: 0242-22-1632

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